アルバイトはすぐ辞められる? 退職の方法と秘訣を徹底解説

バイトを始めた大学生
バイトを始めた大学生

友達と遊ぶお金がほしくて飲食店のバイトを始めた。だけどすごい忙しくて大変。

バイトから帰宅して寝ても、疲れが取れずに授業中爆睡…。勉強に支障が出るかも。

まだ始めたばかりだけど、辞めることってできるのかな?

すぐに辞めたら迷惑かな?

大学生になってからバイトを始めてみたという人は、一定数いるかと思います。応募して働いてみると、思ったより忙しくて疲れてしまうことが珍しくありません。特にスタートした直後は、たくさんあるメニューを覚えなければならないなど、大変なことが山積みです。

バイトで疲れてしまうと授業中に居眠りするなど、学業に影響してしまいます。加えて職場の雰囲気や仕事内容がマッチしないと、精神的に疲弊するケースも多いです。では、バイトは始めたばかりでも辞めることができるのでしょうか?

答えはYESです。バイトは始めたばかりでも辞められます。

ただし、採用条件によってはすぐに辞められないことがあるので注意が必要です。

本記事の内容は以下の通り。

  • アルバイトをすぐに辞められる条件
  • アルバイトの辞め方・円満退職の秘訣

バイトは始めたばかりでも辞められますが、正しい辞め方を知らないとトラブルになってしまうこともあります。

今のアルバイトを早くやめたいという人は、3分で読めるこの記事に目を通してみて下さい。

アルバイトをすぐに辞められる条件は?

アルバイトは辞めるまで、2週間かかるのが一般的です。民法第627条には「雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する」と記してあります。よって辞める意思を示してから2週間は、バイト先への所属が必要です。

しかし、2週間たたなくても、バイトを辞めることができる例外もあります。民法第628条によると「やむを得ない事由」があれば、すぐに契約の解除が可能です。条件を満たすことで、バイトを今すぐ辞めたいという希望を叶えることができます。

では、バイトをすぐに辞めるための条件を見ていきましょう。

ケガや病気で働けない

怪我や病気をして働けない場合は、すぐにバイトを辞められます。急な怪我や病気の場合は、仕事を継続することができない「やむを得ない事由」です。立ち仕事なのに足を骨折してしまったなど、業務に致命的な怪我をすると働くことができません。店舗のトップに怪我や病気の状況を説明して、これ以上続けられないことを理解してもらいましょう。

怪我をして辞めてしまうことに、申し訳なさを感じる人もいるかと思います。忙しい店舗では、新人1人抜けてしまうだけで、作業に影響が出ることも。申し訳なさを感じる人は、ほかのスタッフにシフトを変わってもらえないか連絡してみましょう。自分が入るはずだったシフトの穴埋めをおこなうことで、店舗への負担を最小限にできます。

アルバイト先に問題あり

アルバイト先に問題がある場合は、バイトをすぐに辞めることができます。シフトの調節ミスや給料の未払いなどが発生するのは、職場側の管理が行き届いていないためです。加えて夜遅くまでの残業は、翌日の授業に影響が出ることも考えられます。学生は学業をするために通学しているので、バイトよりも勉強が優先です。仕事が原因で学業に支障を及ぼすことは、バイトを辞める正当な理由と言えるでしょう。

双方の合意がある

アルバイト先との合意があれば、即日バイトを辞めることができます。規約に退職申し出の期間が定められていても、会社側と話をして、その日中に辞めて良いとなれば可能です。バイト先に問題はないが、自分に向いていないと感じて即日辞めたいときは、店舗のトップに退職の意思表示をしましょう。

ただし、辞めたいと伝えても、必ず即日退職できるわけではありません。契約によって雇用期間が定められている場合は、基本的に途中で辞めることが不可能です。期間中に仕事へ行かなくなってしまうと、規約違反で損害賠償を求められる可能性があります。バイトを続ける自信がない人は、雇用期間の定められていない仕事を選ぶと安心です。

円満退職の秘訣は?

アルバイトを辞めるときは、即日退職できる条件だけでなく、円満退職する方法も知っておく必要があります。円満退職できないと、後味の悪い思い出になったり、すぐ辞められないなどトラブルの原因に。今回は円満退職の秘訣3つを紹介します。

対面で伝える

アルバイトの退職を伝える際は、対面がベストです。お世話になったバイト先への退職の意思表示は、直接理由を述べるのがマナーと言えます。ただし、出勤してからすぐに、職場のトップへ辞めると伝えるのは禁物です。相手の忙しさを考慮して、まずは「話があります。後でお時間いただけませんか?」と都合を伺いましょう。話せる時間をもらってから、直接辞める意思を伝えます。また、怪我をしてバイト先に来られない場合は、相手と直接話ができる電話が最適です。相手が見落とす可能性のあるメールなどは、退職の連絡ツールに向いていません。

退職理由は簡潔に述べる

アルバイトの退職理由は簡潔に述べましょう。分かりにくい理由だと、相手に納得してもらえず、すぐに辞められないこともあります。退職理由は、学業に専念するため、課題を優先したいなど、伝わりやすいものが最適です。

また、人間関係や仕事内容、待遇を辞める理由として挙げるのは、悪印象を与える可能性があります。職場に悪い印象を持たれると、すぐに辞められなかったときに気まずい思いをするかもしれません。本音とは違っていても、相手に不快な思いをさせない理由を選ぶことが大切です。

退職の準備をする

辞めることを伝えたら、職場を去る準備をします。まず、やるべきことは仕事の引継ぎです。シフト制の場合は交代で来るスタッフが困らないように、作業の進捗を伝えます。

次に、職場の人へ辞めることを報告し、挨拶して回りましょう。短い期間でもお世話になった職場では、辞めるときに挨拶をするのが礼儀です。辞める当日にお世話になったスタッフが出勤していない場合は、メールなどを活用して伝えます。

最後に、バイト先から借りていたものを返却しましょう。借りた制服などは、職場へ返却しなければなりません。返却物はクリーニングをしてから返すなど、ルールが決まっているため、店長への確認がマストです。クリーニングが最終出勤日に間に合わないときは、別日にバイト先へ届ける必要があります。

短い期間だけど給料はもらえるの?

1日だけしか働かなかった場合でも、給料をもらうことが可能です。会社側は働いた分の給料を支払う義務があります。

法律で支払いが定められている

労働に対して会社は、賃金を支払わなければなりません。労働基準法第24条には「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と明記されています。バイトをすぐに辞めてしまった場合でも、働いた分の給料はもらうことが可能です。

給料がもらえないときの対処は?

所定日に給料がもらえなかった場合は、段階を踏んだ適切な対処が必要です。給料の未払いを確認したら、まずバイト先のトップへ連絡します。手違いによって振り込まれていない可能性があるので、連絡するときは相手の気に障らないよう温厚に対応しましょう。

手違いではなく意図的に給料を振り込んでいないと分かったら、労働基準監督署に相談します。労働基準監督署は、違反をしている事業所への監督指導をおこなっている厚生労働省の機関です。賃金の未払いは法律違反なので、バイト先が応じてくれない場合は、労働基準監督署の利用を視野に入れましょう。

アルバイトはすぐ辞められる? 退職の方法と秘訣を徹底解説【まとめ】

アルバイトは、下記の条件が1つ当てはまると即日辞めることができます。

  • 怪我や病気で働けない
  • 職場に問題がある
  • バイト先との同意がある

また円満退職するには、学業に専念したいなど、簡潔な理由を対面で伝えるのがコツです。ただし、相手へ不快感を与えないよう、内容には注意が必要です。

今バイトを辞めたいと悩んでいる方は、まず相手に理解してもらえる退職理由を考えてみましょう。

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